前を向くために Part3

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人生、前向きに生きたいもの。でも、何かと後ろ向きになりがちな自分がいるのです。前向きに生きるには、まず前を向かなければなりませぬ。じゃあ前を向くためにはどうしたらいいの?と日々悩んどります。これはその記録の一部です。

なぜ日本人は韓国の話題を読みたがるのか

Yahoo! ニュースでも、韓国に関するニュースは、よく読まれているし、コメントも多い。日経ビジネスオンラインで韓国ものの連載が載ればほぼ毎回1位になる。なぜこれほどまでに日本人は、韓国の話題を読みたがるのだろうか。

韓国が好きだからというわけではないと思う。実際、世論調査では、韓国を好きな人より嫌いな人のほうが2倍くらい多い。だいたい日本人の1/3が好きで、2/3が嫌いという感じだと思う。

だが、嫌いというのは無関心とは違う。関心があって、その上で嫌いなのだ。私には、日本人は何か韓国の悪口を言う理由を探しているように見える。だから韓国記事はよく読まれる。そんな気がする。

では、なぜ日本人は韓国が嫌いなのだろうか。私が「空気が変わった」と感じたのは、李明博前大統領が、天皇への謝罪を求めたときである。決定的なのは天皇を侮辱するかのような発言だと日本人が感じてしまったことにあると思う。あの時は、直前に竹島に上陸したこともあったとは思うが、それを上回る嫌悪感を日本人に植え付けてしまった。あれで日本中の空気が変わった、と感じた。

これは政治家にも顕著である。ましてや韓国に詳しい国際政治学専門家などはなおさらだ。

「韓国はもうどうでもよくね? 放っておこうぜ」という空気が、今の日本の空気だと思う。

日本人は、本来、外国に対しては、友好的な民族であると思う。決してオープンだとは言わない。むしろ大変に閉鎖的・排外的である。俗にムラ意識と呼ばれる。日本は典型的なムラ社会なのである。日本人特有なのかどうかは知らないが、概して日本人は「身内」と「お客様」を無意識に区別する。そして「お客様」には丁寧に、友好的に、笑顔で接する。これは別に日本と外国に限らない。日本人の中においても、この区別はいたるところで大変大きく作用している。

だから日本人は、韓国に対しても、最大限の譲歩と持ち上げをしてきた。日本の空気が変わる前は、男性はだいたい無関心、女性は韓国好き、政治家も友好派が多数派だった。それがあの一件でがらりと変わってしまった。これはものすごい変化である。

言いたいことはもうわかってきているはずだ。日本人が韓国を嫌うのは韓国のせいですよと言いたいのだ、私は。

日本の、特にネット住民は、慰安婦問題が朝日新聞のねつ造であることを知っている。竹島は韓国の李承晩元大統領が強引に韓国に組み込んでしまったことを知っている。国際司法裁判所から逃げていることも知っている。韓国はそういう国だということを知っている。

この空気は当面、変わるまい。もし変わるとしたら、それは韓国が変わらなければならない。実は、日本人はこれを待っているのではないかと思うときがある。だから韓国記事はよく読まれるのだ。そんな気がするのは気のせいだろうか。