前を向くために Part3

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人生、前向きに生きたいもの。でも、何かと後ろ向きになりがちな自分がいるのです。前向きに生きるには、まず前を向かなければなりませぬ。じゃあ前を向くためにはどうしたらいいの?と日々悩んどります。これはその記録の一部です。

フジテレビへの提言

フジテレビが視聴率の低迷で喘いでいるらしい。今までの経緯を見れば『ざまーみろ』としか思わないが、ならば、既存の民放とは真逆の発想で番組を作ったらどうかと思ったので、逆説的に、『提言』としてまとめてみる。提言というのは、『完全に日本と日本人中心であることを宣言し、日本と日本人にとっての真・善・美・正義・利益だけを追求してみたらどうか』というものである。

例えば、今の日本人の7割は、とある隣国が嫌いらしいから、そういう番組を作れば、視聴率を稼げるかもしれないよ、とまあ、そういうことなのだが。チャンネル桜がやっているようなことを、もっと大々的に、お金をかけてやってみたら、結構視聴率を稼げるのではなかろうか。他の民放と同じような事をやっていても、フジテレビに貼られてしまったレッテルはそう簡単にははがれないし、日本国民はそこまでバカじゃないと思う。どうかしているという人はたくさんいるけれども。視聴率の回復を狙うなら、何か他の局とは違う事をやらないと、視聴者はチャンネルを合わせてくれない。今のテレビ局、ひいては既存マスメディアに共通するものは何かということを考えて、その逆をやればいいということなのだ。そうすれば『フジテレビ面白い』ということになるかもしれない。視聴者に選ばれるにはどうしたら良いか。それをよく考えるということ。簡単な論理である。

いつの頃から、私は、既存のマスメディアというものを、一切信用しなくなってしまった。報道はもとより、一見科学的と思えるような番組も、疑いの目を持ってみるようになってしまったのである。割と嘆かわしいことだと思うけれども、当たり前のことでもあるとも思う。新聞もテレビも、ここは信用できるというマスメディアが一つも無いのである。

一番信用できるのがチャンネル桜と言ったら、どのくらいの人が賛成し、どのくらいの人が反対するだろうか。そもそもどのくらいの人がチャンネル桜を知っているかという話はあるかもしれないけれども。なのでこうやってチャンネル桜の宣伝をしているのである。実際、私は、チャンネル桜を観るために、スカパープレミアムを契約していると言ってよい。

ついでにBBC や CNNもとは思うけれども、そこまで時間の余裕は無いのが残念だ。まあ某公共放送を含む日本の放送局を観るくらいなら BBC や CNN を観た方がずっとましだと思うけどね。日本のメディアよりもずっと中立的で公正だから。英語耳を育てるのにも役立つしね。報道の英語は、ドラマや映画なんかと違って、発音がはっきりしているし、あまり省略もしないし、スラングの類もほとんど無いし、しかも BBC や CNN ならネイティブの英国英語と米国英語という日本人に馴染みのある発音の英語だし、聞くにはいい英語だと思う。

そもそも、世界中にあるメディアというものは、どんなものであれ、必ず、何らかのバイアスがかかるものなのである。当たり前のことだ。世界で起こっていることを全部記事や番組にすることは不可能。どうやっても無理がある。そこには必然的に、誰かの『選択』という恣意的操作が加わらざるを得ない。それがバイアスになるのである。どの事実を報道し、どの事実を報道しないかは、非常に重要な選択である。報道しない事は、偏向報道するよりも悪いのだ。視聴者は、何が起こっているかを知ることができないのだから。偏向報道であっても報道されれば、視聴者は偏向である事を了解した上でそれを観れば、割と本質が見えてくるけれども、報道されなかったら、なにもわからない。事実を伝える報道ですら、そうなのであるから、ましてや社説みたいなそのメディアの『意見』は、そのメディアの思想が色濃く反映されるものになるのは、当然のことだ。事実の報道と見せかけて、実は意見を言っている場合もあるから、なおさら信用できなくなるのである。

日本のメディアでいえば、まずNHKという公共放送がある。これが偏向報道をしているというのは、もう知っている人はよく知っている事実だ。司法の判決が出たけれども、テレビを持っていれば NHK の放送受信料というものは必ず払わなければならないことになっている。全く観なくても、テレビを持っていれば払わなければならない。それが今の司法判断だ。視聴者に『払わない』という選択肢は無いのである。『表現の自由』とか『報道の自由』は声高に言うくせに、『観ない自由』は無いというのは、どう考えてもおかしいと思うのだが、今のところは国民にはどうしようもない。それならいっその事、国営化してしまって税金で運営すればいいのにと思ってしまうのも納得できる話だ。そうすれば、それは正式な日本国政府の公式見解ということになり、『政府に都合のいいメディア』というのが誰の目にも明らかになるので、みんなバイアスを意識するのだが、なまじ『公共放送』と言い『皆様の NHK』などと言っているから、頭から信じてしまう人が出てきたりするのである。実は NHK だって偏向しているのだ。NHK が報道しないけれども日本に大きく関係していて、ネットには流れているというニュースはいくらでもある。NHK を信用するのは危ない。ましてや NHK しかニュースは見ないというのはもっと危ない。そこには NHK という組織のバイアスがかかっているのであるということを、忘れてはならない。これが日本の『公共放送』の現実なのである。

ましてや、民放は壊滅的である。特に最近劣化がひどいのは TBS だと思う。テレビ朝日は前からずっと、一番ひどい。親が朝日新聞だからさもありなんだが。TBS も毎日新聞だから、推して知るべしである。産経新聞はまだマシな方だと思うけれどもフジテレビは駄目だ。同じ系列なのに、どうしてこうも違うのかと思うほど、両者は異なる報道姿勢をとる。日本テレビと読売新聞はナベツネの私有物だし、テレビ東京日経新聞経団連その他大企業の経営者側に立っている。どれもみんな、偏向し過ぎなのである。私から見れば。最近、ヤラセ問題があったりしたが、『またか』という感想しか抱かない。『演出』という名の下に、カットしたり前後を逆にしたり、挙げ句の果てにヤラセをしたり、もう本当にやりたい放題なのである。そんなメディアを信用しろという方が無理だろう。ひどい順に、テレビはテレビ朝日、TBS、フジテレビ、日本テレビテレビ東京だし、新聞なら、やっぱりひどい順に、朝日新聞毎日新聞日経新聞、読売新聞、産経新聞。特に朝日、毎日とテレ朝、TBS は、語るのもバカバカしいほど、劣化している。存在価値があるとしたら、日下公人氏が言っていたように、『言っている事の逆をやればうまくいく』程度の存在価値しかない。

であるならば、フジテレビは、よく考えた方がいいと思うのだ。視聴者は何を観たがっているのか。何を面白いと思うのか。何を嫌っているのか。はっきり言って、今のフジテレビは嫌われていると思う。大規模デモもあったではないか。なぜ自分達がやり玉に上がってしまったのか、よく考える必要があるだろう。放送精神の根本から変えて行かないと、視聴者は戻ってこない。手始めに、系列関係にある産経新聞系の報道を流すというところから始めたらいいのではないかと思う。