かの国との直接対話より世界を動かせば良い
かの国のことは、いずれ書くことになるだろうと思っていましたが…。
BLOGOS にて、私が崇拝しております何人もの方々が言及しているので、この際私も言及しておくことにしました。
放っておくしかなかろうというのが、現時点での私の考えです。日本がどうこう言ったところで、彼らが反日運動をやめるとは到底思えません。パク・クネ氏は特に強硬で自我が強いので、彼女が大統領である間は、直接対話は不可能なように見えますので。
かの国の事情については、日経ビジネスオンラインの記事が良いと思います。記事は会員登録しなければ全部は読めませんが、登録は無料ですし、妙な個人情報を要求されることはないと思いますから、登録して損は無いです。
まあ、向こうから『話し合おう』と言ってくるのなら、無下に断るのも何ですので、話し合えばいいと思いますが、日本政府は決して再度の謝罪などしてはならないし、迎合してもいけないでしょうね。何か甘い顔を見せれば、向こうは必ずそこからつけ込んできます。今までがそうでした。これからもそうでしょう。かの国は、何も変わっていません。あくまでもビジネスライクに、外交として、冷静に、対応すればよろしかろうと。
ですが、米国で慰安婦像を設置したり、大統領があちこち訪問しては聞かれてもいないのに日本へのヘイトスピーチをしたりとなっては、世界における日本の理解というものが歪みかねないという懸念はあるわけで、そこはやはり、日本として放ってはおけないところでしょう。なので、日本としてとるべき道は、かの国との直接接触ではなく、世界に向けて、日本は色々な点で良い国であり、かの国が言うような悪い国ではないという宣伝を打つことであろうと思うのです。
今のところ、BBC が毎年行っている世界好感度調査では、日本は常に上位にランキングされておりますから、世界は日本の味方だと考えてよいと思われます。これをさらに上位に持って行くために、日本は何をすれば良いかを考えて、着実にそれを実行してゆくというのが、最も有効な対抗手段であると私は考えます。アニメやキャラクターの輸出もいいでしょう。伝統的な日本文化の輸出もいいでしょう。和食も世界中で人気です。地味ですが、日本の企業ががんばって日本の製品やサービスを海外に輸出することも、大変に重要な戦略です。ぜひ日本企業にはがんばっていただきたいものです。日本人個人個人も、貢献できます。日本に来た外国人には心を込めて接し、困っているようなら声をかけてみるとか。海外旅行に行ったなら、時と場合をわきまえて行動し、顰蹙を買わないようにするとか。日本に来た外国人に『また来たい』と思ってもらうにはどうしたらよいか、また海外旅行では『また来て欲しい』と思ってもらうにはどうしたらよいかを考えながら行動する、というのがひとつの行動基準になりましょうか。
かの国のことは、放っておきましょう。世界が認めるのは日本かかの国か。日本は、広く、世界を勝負の場とすればよいのです。私はそう考えます。